皆さんはMeadお好きですか?
私は実は日本にいるときにはその存在すら知らなかったので すが、Mead(ミード)はなんと4000年前から人々に愛されているアルコール飲料です。Honey Wineと一般的には呼ばれていますが、基本的な原材料は蜂蜜と水で、それを発酵させたものです。レシピによってはモルトや果物などが入ることもあり、色 々な風味が楽しめます。歴史好きの夫、どうしても本物の美味しいMeadの味を試してみたい~!ということでインターネットで検索していたところ、なんと Pittsboroという隣町にMeadの醸造所があるということで、早速この連休に訪れてみました。
訪れたのはChartham Mill Marketの一角にあるStarrlight Meaderyというところです。もともとはBen and Becky Starr夫妻が趣味でMeadを作っては友人達に配っていたそうです。それがあまりにも美味しすぎて、あるとき友人の一人から「これはコンテストにでも出してみたら?」といわれるようになったそうです。

2006年に国際Mead Festibalがコロラドで開催されると聞き、周りの勧めもありこのStarr夫妻も自慢のMeadを出品したそうです。そして、なんと数ある有名メーカーを押しのけて、コンテストでもっとも栄誉ある賞に輝いたそうです。こちらがそのメダルです。

その後もしばらくは個人で趣味の範囲で作っていたそうですが、しばらくしてからこんなに反響があるならば、ということで2010年にStarrlight Meaderyを立ち上げたそうです。下の地図のミツバチマークはNCの契約養蜂所です。驚くなかれ、一年間に何トン単位でこの6箇所の養蜂所から蜂蜜をオーダーしているそうです。ちなみに青い印がStarrlight Meadery。

とても小さなMeaderyですが、心地よい空間が作られています。なんと、Meadery Tourもしていただき、どんな風に作っているのかを見ることもできました。といっても、実際には発酵中でとくに何か目立った動きがあったわけではないのですが。コルク詰めも手作業、ラベルもすべて手作業と、とっても愛情こめてつめられたMead。これは試飲しなければなりませんよね~。

ビンに留まっているミツバチが可愛かった♪

これ、$5.00で全部試飲させてくれます。結構な量を注いでくれるのでゆっくりおしゃべりしながら試飲するのがお勧め。

こちら試飲リストです。

最初はTraditional Meadです。もっとも基本的な味のMead。蜂蜜が原料というと甘いお酒を想像しがちですが、こちらは蜂蜜含有率1%で本当にさっぱりしていて、白ワインのような味わいです。以前安物のMeadを試しに飲んだこともあるんですが、甘すぎて飲めませんでした。こちらのMeadはまったく癖がなく、甘すぎず、飲んだ後に鼻に優しい蜂蜜の香りが抜けます。普通にチキンやスパイシーな料理にも合いそうな感じのMeadです。

こちらはBlackberry入りのMead。蜂蜜含有率は若干高めです(正確な含有率は忘れました^^;)。これもとってもさっぱりとしていて美味しい!夜にリラックスしているときに飲みたい気分です。

こちらのMeadery、6月にはりんご入りのもの、そして年末頃にはクランベリーとオレンジピール入りのMeadが完成する予定だそうで、出来上がりが楽しみです。あまりにも衝撃的な美味しさだったので何本かお土産に買ってきてしまいました^^
こちらはMeaderyの外にあったお花畑。いっぱい蜂が飛んでいました。ま、この蜂から蜂蜜獲っているわけではないんでしょうけどね。
